シャネル秋冬コレクション

シャネル(CHANEL)が、2015-16年秋冬コレクションをパリで発表した。舞台となったグラン パレには、バーカウンターやテーブルが設置され、パリのブラッスリーをイメージ。街の一角を切り取ったようなランウェイで、フレンチシックなワードローブが披露された。

お馴染みのツードが主役を飾り、千鳥格子やグレンチェック、ビジューなどと組み合わせられて、シャネルのアイコニックなスタイルを現代によみがえらせた。ペンシルスカートやコートドレス、“バーサカラー”と呼ばれる、大振りな襟付きジャケットを中心としたフェミニンなスタイルが続く。一方で、ダウンを想起させる凹凸感ある装飾や、スリーピーススーツ風に仕上げたドレスのスタイリングなどが、クラシックを現代に甦らせ、活き活きとした表情を差し込んでいく。

カフェのギャルソンを想起させるエプロンスタイルが、今季のコンセプトをダイレクトに伝える。デニムやレザーのパンツ、ブラックのジャケットに、折り畳んだナプキンを重ねたようなエプロンやツイード地のエプロン、さらにグログランベルトを合わせたルックが登場。モノトーンワンピースに蝶ネクタイを飾った、キュートな着こなしは、観る者の心を掴んで離さない。

装いもさることながら、遊び心溢れる小物も充実のラインナップ。スクエアヒールのバックストラップシューズやロゴマーク入りの細いベルト、ヴィンテージ風のメダリオンが付いたネックレス、さらに新作バッグを交えて、コレクションを構成している。

カール・ラガーフェルドが“ニュー ブルジョワ”と呼ぶモデルたちが、現代的なエレガンスを届けてくれた今シーズン。ベースに流れているのは、クラシックなム―ドだが、マスキュリンなエッセンスやモダンな装飾を溶け込ませ、独自のアンドロジナスな世界観を構築しているコレクションだった。

転載サイト:https://www.fashion-press.net/news/15899

ミュウミュウのレイヤード美学【2018春夏ウィメンズ】



ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)によるミュウミュウ(MIU MIU)は、パリのイエナ宮(経済社会環境会議場)で、2018年春夏ウィメンズコレクションショーを開催した。ロックが鳴り響く中、60年代を彷彿とさせるアメリカンレトロな雰囲気のモデルが登場。

ただ、一見レトロであるだけで、ジャケットやノースリーブのシャツはオーバーサイズでモダンな仕上がり。ジャケットにはボタンで脱着可能な布帛の付け衿が、シャツにはかすれた色合いのレザーの付け衿が付く。合わせられたのが、ワンタックのショーツや、ゆったりしたシルエットのクロップドパンツ。レースのシースルーブラウスや、ナイロンのシースルーブラウスにはタンクトップをインナーに合わせて抑制された透け感を演出。

レイヤードも特徴的で、シャツとニットの上からレースのシースルードレスを重ねたり、レトロなチェックのシャツにはレースのシースルーのドレスを合わせ、さらにかすれた色合いのレザーのコートを重ねている。まるでビニール製テーブルクロスのようなモチーフのレザーコートも目を引いた。

ギピュールレースのドレス、インナーのチェックを浮き出たせるかのようなモスリンのシースルードレス、あるいはフローラルプリントのシースルードレスにもインナーにタンクトップをコーディネート。反対にナイロンのシースルーシャツには刺繍を施したノースリーブドレスを合わせるが、依然として透け感は抑制されている。セクシーに装うためのシースルーでは決してなく、自分のために透ける服を着用する、そんな強い意志を感じさせる。しかし、それがミュウミュウらしさでもあるのだ。

転載サイト:https://www.fashion-headline.com/article/17584