Balenciaga (バレンシアガ) メンズ18年春夏、ワンマイルを彩る休日服

Balenciaga (バレンシアガ) のメンズ18年春夏は、引き続きリアルにフォーカスした。スーツを着てオフィスで過ごす平日とはまったく別の顔。家族や子供たちと近所の公園やスーパーで過ごす、リラックスしたオフシーンを切り取った。会場に選んだのは、パリ中心地からほど近いブローニュの森。

子供を腕に抱えたり、手を引いてランウェイを闊歩するモデルたちからは、特別でない、“いつもの休日” をのんびりと過ごす等身大の男性像が伺える。オーバーサイズのテーラードジャケットやトロピカルプリントのシャツに合わせたのは、パーツごとにジップで開閉するタイプのモジュラー式アウトドアトラウザー。ショートパンツ、レザーパンツ、デニムの3層構造になっており、組み合わせや、履き方によってバリエーションを楽しむことができる。さらに、ポロシャツ、ラグビーシャツ、ウィンドブレーカーとカジュアルウェアの定番が顔を揃えるが、シルエットや大胆なパッチワーク、ロゴの配置などでアイデンティティを表現。スーパーの袋をアレンジしたレザーバッグのほか、フロントのボタンホールにクリーニング店のタグを想わせるプレートを付けるなど、アーティスティック・ディレクター Demna Gvasalia (デムナ・ヴァザリア) らしい遊び心も目を惹いた。

時間の過ごし方ひとつにしても、その人の個性や価値観が出るというもの。四六時中着飾るのでなく、肩肘を張らない休日はストレスフリーであるべきだ。そんな、メリハリのあるライフスタイルを送る男性をテーマにした。

 

 

 

転載サイト:http://fashionpost.jp/fashion/fashion-collection/108287

プラダ 2018年春夏コレクション – ミウッチャ監修SFコミックでタイムスリップ

プラダ(PRADA)が、2018年春夏コレクションをイタリア・ミラノで発表した。

今シーズンのプラダは会場からコミカルだ。ジェームス・ジーンと オリー・シュローヴェンによるコミックが、壁面、天井、床にまで巡らされた内観は、来場者全員をその物語の登場人物にした。

洋服だってそうだ。シャツ、カシミヤニット、さらにはバッグやベルトといった小物まで物語は描かれる。目からビームを出す猿、コラージュされたモチーフ、コマ割りで描かれたアニメーション……。バーチャル世界が隅々にまで広がっている。

テーマはおそらくSFとか、近未来的な何か。明確にはわからないが、後から後へとパイロットスーツが繰り出される。プラダがシグニチャーにしているワーキングユニホームが、今季はこの形で表現されたのだろう。このスーツは種類が豊富で、ウォータープルーフのボンディング素材に止水テープを施したものがあれば、かたやシルキーなナイロンを使用したパジャマっぽいものもある。

一方で、定番スーツは近未来的にアレンジし、キャッチーなカラーリングに、黒のストライプをアクセントとした。スーツに合わせるドレスシューズも、今季ばかりはどこか戦隊物アニメっぽく、先の尖ったフォルムに穴飾りが不規則に配されている。

スタイリングには意外とクラシカルな要素もあって、50年代を彷彿とさせるボックス型のウールコートなども登場する。ポプリンストライプのシャツは重ねて、先に紹介したフューチャリスティックなツナギに合わせてしまうのだから驚きだ。

カシミアニットのカーディガンも、ケミカルなパンツにタックインして、新鮮すぎる違和感で遊ぶ。プラダらしい遊び心が効いたスタイリングは、ひとつのルックの中でタイムスリップを何度もさせてくれるようで、着る方も見る方もその物語を楽しめる。